構造的な違い

 在来構法とは、主要構造部を、柱、梁、桁、土台、などの木材の軸組で構成する工法を在来構法といいます。
主要構造部の、柱、梁、桁、土台、などは、伝統構法も同じではありますが、2つの工法の違は、在来構法の場合は、筋交い、それに伴う付属金物及び構造用合板に類するもので壁量を確保します。
 しかし、『伝統構法』は、壁量に頼らず構造架構そのもの、すなわち『木組み』そのもので家を建てて行おうということであり、壁に力を求めず、大きな木を力強く組み合わせることによって、耐力を生み出すと言うことが『伝統構法』といえます。
 『伝統構法』は木組架構そのものですので、長年に渡り受け継がれて来た型があり、それに居住性/現代性を求め、型を変化させる時であっても可能な限りこの架構に固守し、又この構造美を生かした設計を考えるものです。

 

工法的な相違

 在来工法ではボルトナット等の金物類を用いることにより、木を引き寄せるのであるが、加工自体が単純であくまでボルトの力に頼ったものである。ボルトナットに頼るため、木の持っている力全体で引き寄せる形になっていない。
 伝統構法では、樫の木等の堅木を利用することで、木と木を引き寄せる行為するため、木材に対する細工が精密になる。また、『木材』そのものが持っている力を最大限発揮してくれるような刻み加工するところが大きく違います。
  一本一本の木、一ヶ所一ヶ所の加工の違い、工夫の度合い、そのことにかける熱量の違いが『伝統』という言葉であると思っております。
この違いはぜひ現物を見たあなたの目で確認してみてください。

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